仏風刺週刊紙 溺死したシリア難民少年めぐる挑発的風刺画に非難轟々

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今年初めの悲劇的事件で世界的に有名になったフランスの週刊風刺新聞「シャルリー・エブド」が、再び挑発的風刺画を掲載した。今回は、シリアから両親とボートでギリシャに逃れようと試みたが溺死した少年を扱ったもので、世論は強く編集部を批判している。新聞「インディペンデント」が伝えた。

シリアから両親と脱出を試みたものの、トルコ沖でボートが転覆し亡くなったのは、アイダン・クルディ少年で、その3歳から4歳と見られる幼い遺体が岸に横たわる写真は、世界中のマスコミが配信し、多くの人々の涙を誘った。

一方風刺週刊紙「シャルリー・エブド」最新号の表紙は、その写真をもとにしたものだが、アイダン少年の身体には「同じ値段で2つのHappy Meal 」というMcDonald’s,の広告が描かれ、風刺画は「目的地は近い」と題されている。

二つ目の風刺画では、溺死した少年の隣に、キリストらしき人物が描かれ、その上には「キリスト教徒は水の上を歩き、イスラムの子供達は沈む」と書かれている。なおこの絵の題名は「欧州でキリスト教が支配的なことの証明」だ。

西側諸国の多くの読者は、この風刺画に対し「シャルリー・エブド」編集部に批判を浴びせた。一方こうした風刺画掲載を支持する人達は「作者は決して少年の死を嘲笑しているのでなく、現在欧州が経験している移民危機に対する自らの心の痛みを独自のやり方で表現しているのだ」と弁護している。

先に「「シャルリー・エブド」は、行方不明になったマレーシア機に関する風刺画を掲載し、これもスキャンダルになっている。

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