「国境なき医師団」:クンドゥズの悲劇に関する米国の調査は十分に独立したものではない

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国際団体「国境なき医師団」指導部のメンバーで、ブリュッセルにある「国境なき医師団」 オペレーションセンターの所長を務めるマイニ・ニコライ氏は、リア・ノーヴォスチ通信のインタビューで、アフガニスタンのクンドゥズで「国境なき医師団」の病院が空爆された事件について、米国と北大西洋条約機構(NATO)が提案した調査は、「国境なき医師団」にとっては十分に独立したものではないと語った。

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ニコライ氏は、次のように述べた-

「現時点で我々は、米国防総省、米政府ならびにアフガニスタン政府、そしてNATOが、それぞれ調査を行っていることを知っている。しかし我々にとってこれらの調査は十分に独立したものではない」。

ニコライ氏はまた、クンドゥズの悲劇の実際の規模についても伝えた。

ニコライ氏は、死者の中には子供も含まれており、彼らは空爆で生きたまま焼かれたと語った。

3日未明、クンドゥズで「国境なき医師団」の病院が空爆された。病院の主要な建物に砲弾が命中し、火災が発生した。ニコライ氏は、次のように語った-

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「建物が燃え、職員たちは屋外に逃げた。その後、私たちは悲しみと共に、10人の患者が死亡したことを確認した。そのうちの6人は、集中治療室におり、建物から逃げることが出来なかった。そのうちの数人は、自分のベッドの上で生きたまま焼かれた。そこには子供も含まれていた。また『国境なき医師団』の12人の職員も死亡した。合わせて22人が死亡、37人が負傷した」。

空爆は1時間以上にわたって続いた。ニコライ氏によると、「複数のアプローチがあり、複数の航空機が飛び、病院を攻撃した。集中治療室、救急課、理学療法課があり、大勢の職員がいた主要な建物が空爆された」と語った。

ニコライ氏は、病院に反政府武装勢力「タリバン」の戦闘員がいた可能性を断固として否定している。ニコライ氏は、「病院がタリバンの基地だったとする話は、完全なるたわごとだ。そこは中立的な病院で、塀で囲まれてガードされていた。内部には患者と職員しかいなかった」と語った。

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