国防省:ロシアのシリアにおける空爆はピンポイントであり、ISを標的としたもの

© Sputnik / Alexey Filippovロシアのシリアにおける空爆はピンポイントであり、ISを標的としたもの
ロシアのシリアにおける空爆はピンポイントであり、ISを標的としたもの - Sputnik 日本
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ロシアがシリアで行っている空爆は全てピンポイントであり、「イスラム国(IS)」拠点を標的としている。それ以外の攻撃は一切行われていない。ロシア国防省のアナトーリイ・アントーノフ次官が述べた。

「空爆は全てピンポイントかつ排他的にISの施設を対象としている。それ以外のいかなる軍事または民間施設も攻撃していない。居住区やモスクについては言うまでもない。我々がそれら施設を攻撃しているとの報道が西側メディアで定期的になされているが、その事実はない」。第6回象山セキュリティフォーラムでの発言。

ロシア国防省のアントーノフ次官 - Sputnik 日本
ロシアはシリア上空における航行の安全に関する条約以上のものを米国に提案している
また次官によれば、ロシアはシリアで透明性をもって活動しており、使用された兵力や資金、攻撃の成果については、毎日客観的な報告を行っている
次官は、ロシア国防省が既に地域諸国との協力関係を組織していることを強調した。具体的には、バグダッドに合同情報センターが創設され、イラン、イラク、シリア、ロシアの各国軍参謀が行動を調整できるようになっている。

9月30日以降ロシアはアサド大統領の要請をうけ、シリアのIS拠点に対する空爆を行っている。この間ロシア航空宇宙軍は530の攻撃を行い、戦士数百名を殺害、数十の司令部、倉庫その他の施設を破壊した。また、カスピ海艦隊の戦艦が26発の誘導ミサイルを発射し、IS施設に命中させている。
攻撃目標はロシア、シリア、イラク、イランの諜報情報をもとに決められている。駐ロシアシリア大使リヤド・ハッダド氏も先に、攻撃は正確にISの施設に向けられており、反体制派や居住区は対象になっていない、と述べている。

ロシア軍参謀本部の情報では、ロシア軍の攻撃により戦士らは既に後退をはじめており、シリアの正規軍との戦線付近では武器や装備の大半を奪われている。

国防次官によれば、プーチン大統領は国連総会で、複合的行動計画を提唱した。幅広い国際対テロ連合を形成し、国連憲章のもとに、共通の目的および国際法に基づいて諸力を結集できるようにすることが提案された。

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