欧州議会の一部議員は度々、制裁撤回を発議している。制裁はEU経済を害する非生産的措置だというのだ。しかし土曜、ウクライナのポロシェンコ大統領はTwitterで、議論に影響を与え、ロシアに対する「正しい」決定がとられるよう議論を管理する意向を示した。
「我々はウクライナを守るための国際的な連合を創った。そして、実効的対ロ経済制裁の発動を目指してきた。いま制裁延長が議題になっている。EUの肯定的な決定を保障するため、来週ブリュッセルに行く」という。
金曜、情報ポータルEurActivは、消息筋の情報として、制裁延長の決定はブリュッセルで17-18日開かれるEUサミットまでに採択される見込みだ、と報じた。14-15の外相会合や、各加盟国のEU大使会合で決定がとられる可能性があるという。
先の報道では、イタリア代表団はEU諸国常駐代表レベルでの制裁存置に消極的な姿勢を示し、制裁は全加盟国の一致をもってはじめて延長されるべきだ、とした。