ウクライナの電力網、サイバー攻撃に遭っていた

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昨年12月23日にウクライナで起こった電力供給の寸断は、サイバー攻撃によるものだった。使用されたハッカープログラムは米国を本拠とする企業のものだ。こうした結論を、情報技術が専門のSANS ICS社が下した。

同社の報告書によれば、停電はサイバー攻撃によるもので、犯人は有害ソフトを設置後、遠隔操作で西部ウクライナの電力会社「プリカルパチエオブルエネルゴ」社の電力供給を切断したのだという。タスが伝えた。

「電力施設数か所で同時に多数の攻撃が仕掛けられた。調整と組織のレベルは高かった」とサイバー空間における作戦に従事した退役米空軍兵で報告書の作成を手伝ったロバート・リー氏は言う。「ハッカーらは手立てを尽くして電力会社の社員の目を欺いた」。

専門家らによれば、これはサイバー攻撃による電力供給寸断の初の事例である。

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