韓国MD配備先住民の怒り:政府は「配備」の通知のみ、我々を安心させようともしない

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韓国の首都ソウルから南東に200km離れたところに位置する小さな町、星州郡ではすでに数日間にわたって、米国のTHAADシステム配備への地元住民の抗議活動が静まらない。住民は、戦闘行動が起こった場合、北朝鮮との不穏な国境に近い首都地区の住民ではなく、まさに彼ら星州郡の住民が第一に、MDシステム破壊を狙った敵の攻撃の的にされるのではないかと危ぶんでいる。

ここ最近、頻繁に聞かれる声だが、露中の反対にもかかわらずTHAADシステムを韓国に配備するならば、探知レーダーとミサイルシステムは人里離れた無人島に配置すべきだという見解がある。これは韓国国民がミサイルの有効性と安全性を確信するための方策としてだ。

自らも星州郡出身である韓国の軍事専門家、イ・ジェヨン氏はスプートニクのインタビューで次のように述べた。

米国のミサイル防衛システム - Sputnik 日本
ロシア人専門家、MDの放射線を危ぶむ星州郡住民の危惧は根拠あり
「THAADに使われているFBX-Tレーダーの代わりに海上配備Xバンドレーダー(SBX-1)を利用することも十分可能なはずだ。THAADミサイルシステム本体は無人島や山間部に配備すればいい。」

ジェヨン氏はまた、星州郡が選ばれた理由の1つとして移動の便利さという次のような仮説を述べた。駐韓米軍基地がある大都市、大邱広域市は星州郡からわずか1時間の距離に位置する。THAADシステムに勤務予定の135人にとっては、基地のある大邱広域市から星州郡までの移動が単に楽だったのだろうという仮説だ。

韓国の実践人道主義医師協議会の元共同代表、盧泰孟(ノテメン)氏は次のように述べた。

「探知レーダーからの電磁波は一意に有害であるという声明は誇張かもしれないが、『なに、全てうまくいきます。私たちを信じてください』というだけ、というのは強要以外の何物でもない。」

また、盧泰孟氏は次のように付け加える

「国民は国と政府から安全を受け取るべきであり、安全の保証を探すことがあってはならない。もし政府が簡単でわかりやすい科学的な根拠を提示できなければ、THAADシステム配備を即座に停止する必要があるということだ。」

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