日本、プーチン大統領の秋田犬ユメの花婿を探す意向

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2012年に秋田県知事がプーチン大統領に秋田犬をプレゼントした。2011年の大地震・津波の際のロシアの復興支援への感謝のしるしだった。以降、ロシア人の間で、秋田犬の人気が高まっている。ネット上の写真をみると、ユメと名付けられたその犬は健やかで、飼い主とうまくやっているようだ。

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2008年には亡き飼い主の帰りを駅頭で待ち続ける秋田犬を描いた映画「ハチ公」が公開され世界的にその名が知られるようにもなった。その20年前には日本で映画「ハチ公物語」が公開されてもいる。

今夏、小此木 八郎衆議院議員が団長を務める日本代表団がモスクワ郊外ムィティシの秋田犬ファンクラブ「アキホ・ロシア」を訪れた。ユメの実の兄弟であるキボウも帯同した。「ユメはもう大人の女性だ。もうすぐお相手が必要になるかもしれない。ロシア大統領に秋田犬の男の子を贈ってくれるよう安倍首相に頼んでみたい」と同議員。

「アキホ」は秋田犬の飼い主・ファンにより2011年設立された。 2012年6月には日本の本家組織である秋田犬保存会から認定を受けた。活動目的はロシアも日本も変わらない。その名のとおり、秋田犬の保存と保護だ。ロシア以外に世界には6つの「アキホ」クラブがある。本家は秋田県大館市で1927年に設立された。

秋田犬を17匹飼いロシアの「アキホ」の代表を務めるレオニード・トレチャコフ氏はスプートニクの取材に秋田犬の来歴について次のように述べた。

「秋田犬は大昔から日本にいる。しかし19世紀半ばには闘犬のため欧州のセントバーナードやドーベルマン、シェパードらとの混血がすすみ、絶滅の危機に陥った。1920年代にかけては純血種からは大きくかけ離れてしまった。そこで、秋田犬の再生のため、保存会が発足。第二次世界大戦もまた頭数を大きく減らした。再生が再び喫緊の課題となった。それには30-40年がかかった。

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今は犬の外形上の特性が判定され、多くの国際展示会を開催されている。我が国でも毎年「アキホ・フェスト」が行われ、日本からジャッジや欧州から専門家が訪れる。日本とは常に連絡をとりあい、渡航も頻繁に行う。秋田犬の育成やしつけ、健康問題などについて、第一人者から直接手ほどきを受けるには、日本に行くしかないのだ。頻繁に連絡を取り合っている。これが大事なのだ」

秋田犬保存会の遠藤敬会長も、「育犬家同士の友好や日本の犬のロシアでの人気により日本人とロシア人の交流が促進され、それにより両国関係が改善する」との確信を示し、ロシアにおける人気の向上について、ロシアのクラブのメンバーに謝意を示した。

ロシア極東ではすでに秋田犬の子犬を購入することを目的とする日本へのグループツアーの予約が行われている。業者によると、極東は地理的に日本のすぐ隣にあり、流行に非常に敏感であるため、特にオフシーズンにはこうしたツアーが人気となるだろう、とのこと。

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