年末が迫る中、ポルトガルではアントニオ・コスタ首相の政府提案の第1予算案の審議が行われている。レベロ・デ・ソウザ大統領は「政党のディベートおよび政府と野党間の討論に介入した」という噂を否定した。一方でレベロ・デ・ソウザ大統領はEU導入の規則に厳しい批判を展開する予算案の提案を楽観的にとらえている。
レベロ・デ・ソウザ大統領はスプートニクからの独占インタビューに答え、次のように語っている。
「2つの異なる方向性で審議が続けられているというのは良いことだ。それでも重なる共通の視点もある。EUと達成できる妥協を考慮しなければならない。両方の方向性でのディベートは不足を管理するためにできるあらゆる事を行なおうという目的を追求したものだ。これは言うは安しだ。歳出バランスの不足を管理。これもすばらしい。だがどうやってこれを達成するかだ。厳格な財政規則と社会的公正の遵守をいかに両立させていくか。経済成長へのてこ入れは? この問題について異なる見解が複数あるというのは選択ができるという点ではいいことだ。採るべきなのはどうしても考慮せねばならない点を考慮した堅実な決定だ。」