ドーピングに関する真実のすべて:どんな薬を五輪王者が使ったかハッカーが暴露

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ハッカー集団「ファンシー・ベア(Fancy Bears)」は、ロシア・トゥデイ(RT)に米国の反ドーピング機関の文書を渡した。その中では、選手が、何らかの薬物やクスリ、ビタミンその他の物質をドーピング検査前に使用していたかどうかが示されている。

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文書の中に、オリンピックの競泳で23個の金メダルに輝いたマイケル・フェルプス選手の名前も見つけることができる。彼は、アリゾナ州メサで開かれた競泳大会Arena Pro Swim Seriesの間、ガバペンチンを3カプセル服用したとしている。このクスリ、は、GABA誘導体の抗てんかん薬で、公式的にはドーピングの対象とはなっていないが、国際馬術連盟が承認した馬のための禁止物資リストの中に入っている。

何のために、この薬を服用していたのかという問いに答えられるのは、フェルプス選手だけだ。しかし彼がてんかんを病んでいるのなら、厳しいトレーニングをし、あれほど多くの金メダルを獲得できたかどうか、それは疑問だ。なおこのクスリには、激しいトレーニングの結果生じる、痙攣などを抑える効果がある。

同じような効果を持つ他の薬物を、NBAのプロバスケットボール選手、ドレイモンド・グリーン氏も使っていたことが明らかとなった。なお文書の中では、その他、ロシアの総合格闘技選手ハビブ・ヌルマゴメドフ氏や、女子体操で4つの金メダルを取った米国のシモーン・バイルス選手についての言及もある。

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昨年9月「ファンシー・ベアーズ」のハッカー達は、世界反ドーピング機関(WADA) をサイバー攻撃し、ドーピングに関する機密情報を ハッキングしサイトに公開した。彼らは、世界的なスポーツ選手達は、治療という口実で禁止薬物を使用していると、すっぱぬいた。これにより、テニスのウィリアムズ姉妹、自転車競技のブラッドリー・ウィギンス、女子体操の女子シモーン・バイルス、テニスのラファエル・ナダル、長距離トラック競技の王者モハメド・ファラー、セルビアのプロバスケットボール選手ミロシュ・テオドシッチなど、そうそうたるスター選手達が、スキャンダルの渦中に投げ込まれた。そうそうたる

先に伝えられたところによると、2008年北京五輪の男子陸上400メートルリレーで優勝したジャマイカのネスタ・カーターのドーピングサンプルを再検査した後、禁止されているメチルヘキサン アミンの使用の痕跡が見つかり、同種目に出場したチームメートのウサイン・ボルトを含む4人の金メダルが剥奪された

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