現在の価格では北極圏の原油採取は無意味?

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ロシアのノヴァク・エネルギー相はフォーラム『北極圏ー対話の領域』で、北極圏大陸棚での原油採取をするにあたって収益が出る原油価格は、1バレル=70から100ドルだと述べた。アナリストらは、2019年末までに原油価格は1バレル=70ドルに上る可能性があると予測した。

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現在、北海ブレント原油は1バレル=51.5ドルの水準にあり、2014年半ばの価格の約半値。しかし、モルガン・スタンレーのアナリストは、ブレント原油の価格は世界の原油在庫減少を背景に、2019年までには1バレル=70ドルに上昇すると予測した。

ノヴァク・エネルギー相は、北極圏での原油や天然ガスの総量は、燃料2860億トン分となり、ロシアの総原油埋蔵量の60%になるとして、北極圏の原油はロシアの「予備在庫」だと指摘。

フォーラムに出席したBPロシアのトップ、デビッド・キャンベル氏は、「北極の大陸棚は興味深いが、採取は経済的に得策である必要がある。その埋蔵量は、未来の数世代分は十分に足りると確信している」と述べた。

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