マドリッドが非常事態 オキナインコが街を占拠

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スペインの首都マドリッドで数か所の地区が文字通りオキナインコの襲来にあえいでいる。

スプートニク日本

オキナインコは30年ほど前、ラテンアメリカからスペインに持ち込まれた。小型で緑色で見た目はかわいらしい鳥だが、これがスズメやハトとエサをめぐって闘い、枝を叩き落とし、その枝から最高で50キロもの重さになる重量級の巣を作る。電線をだめにしてしまうこともある。しかも鳴き声が大きく、地区中の住人の眠りを妨げている。

「ここにはとても住めない。」ラ・ラチナ地区の女性。

​「頭がどうかしているんじゃないかと思う喚き声。市に苦情をいうと専門家がきて巣を壊してくれるけれど、また隣の木に新たに巣を作る始末。それで泣きわめき、フンをまき散らしている。」女性の憤慨は止まらない。

マドリッド当局もとうとう奥の手に出た。

​マドリッド市は卵の除去に乗り出した。産卵は年に1度春のみ行われる。成鳥のほうは毒をまいて殺し始め、動物園など隔離された環境に移されはじめている。

先の報道によると、ニュージーランドに生息する希少種ペンギンのキンメペンギン (Megadyptes antipodes)が、2060年までに絶滅する恐れがある。

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