スプートニク日本
2010年9月、経済学者のグループはすでにマニフェストを公表していた。そこには危機下にある欧州経済政策の非柔軟性が指摘され、欧州諸国が「内向き」になる実際の危機があると警告されていた。
アンリ・スタディニアク(Henri Sterdyniak)氏は、マニフェストの共著者である経済学者でフランス景気経済研究所(OFCE、Observatoire français des conjonctures economiques)所属のアナリスト。崩壊のシナリオは十分にあり得ると確信している。
[1:03] — [1:48]「主要な証拠となったのは、ブレグジット(英国のEU離脱)だ。他の重要な要素は東欧諸国からの大量の労働者流入や、フランス『国民戦線』やドイツ『ドイツのための選択肢』の人気上昇だ。西欧先進諸国の大衆が、繁栄はグローバリゼーション、特にEU形成によって脅かされていると見ていることを示す一連のファクターが存在する。」
ダニー・ラング(Dany Lang)氏は、マニフェストの共著者であるパリ13大学の講師でセントルイス大学(ベルギー)の准教授。
[1:58] — [2:27]「数年前に存在していた形での欧州の理想は大きく後退したと見ている。緊縮財政政策は特にギリシャで、前例のない厳しさを持って続けられている。派遣労働者に関する規定改革がなぜ、どのような奇跡でもって情勢を正すのかわからない。」
先の報道によると、仏芸能誌「クローザ―」は、エマニュエル・マクロン仏大統領がメイクアップ(化粧)サービスに2万6000ユーロ以上を費やしたことを報じた。