小池氏「民進出身者の公認は個別判断」 前原氏「調整急ぐ」

© AFP 2023 / Toshifumi Kitamura小池氏
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新党「希望の党」代表を務める東京都の小池百合子知事は、日本記者クラブで記者会見し、民進党と合流する考えは持っていないとしたうえで、外交・安全保障政策などを考慮して民進党出身者の公認の是非を個別に判断する考えを示した。一方、民進党の前原誠司代表は、自らが提案した希望の党との事実上の合流が党両院議員総会で了承されたことを受けて、公認候補や政策などについて、希望の党との調整を急ぎたいという考えを示した。NHKなどが伝えた。

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小池氏は、「民進党と合流という話があったが、私どもは、合流という考えは持っていない。これから『希望の党で戦いたい』という申し込みがあって初めて、候補者として選ぶかどうかだ」と述べた。また、「希望の党で出たい人もいるし、『そんなの嫌だ』という人もいるだろう。安全保障関連法の採決の際に全く賛成しないという人は、そもそも申し込みをしないだろう」と牽制した。

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自身が総選挙に立候補するかどうかについては、「私がまた、国政に戻るのではないかと後継の名前まで出ているが、私のエネルギーは、東京五輪・パラリンピックの準備をしっかりして東京を引っ張っていくことだ」と述べ、立候補を否定した。

一方、前原氏は「同じ党で政権交代を目指すことになるので、出来るだけ早く公認候補を調整し、政策合意の中で目指す社会像を共有したい」と述べ、希望の党との調整を急ぎたいという考えを示した。共同通信によると、前原氏自身は党代表として残り、合流を巡って近く小池氏と会談する方針だ。

また、読売新聞によると自由党の小沢一郎共同代表も希望の党に合流する方向となった。小沢氏以外の党所属議員は対応を検討しているという。

これより前、東京都の小池百合子知事は28日午後、東京で開いた記者会見で、 国政には出ず、都政に留まる意志を明言した。

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