日産に続きスバルでも無資格検査 群馬県内の工場で30年以上

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日産自動車に続き、SUBARU(スバル)でも完成車の無資格検査をしていたことがわかった。群馬県内の2工場で30年以上前から行われていたという。共同通信が伝えた。

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国交省は、日産での無資格検査発覚後、各自動車メーカーに社内調査を進めるよう指示しており、今回の不正はその社内調査の過程で判明。完成車は出荷前に安全性を確認するため資格をもつ検査員が行うことが国から義務付けられているが、スバルの群馬製作所の本工場と矢島工場では、検査員の資格を取るため研修中の従業員が検査を行っていた。同社首脳は報道陣の取材に「30年以上前から伝統的に同じやり方でやっていた」と認めた。また正規検査員が無資格者にはんこを貸して、検査の記録書類に押印させる偽装も常態化していたという。スバルでは国土交通省と協議してリコールを実施するかどうか、近く判断する方針。

これより前の今年9月に日産の工場では、国土交通省の立入検査を受け、完成車の無資格者による検査が発覚していた。自動車メーカーでは、大量生産を合理化するため、新型車出荷時に「型式指定」を予め国土交通相から受けることで、自社工場内の検査が認められていた。しかし日産に続くスバルの不正を受け、メーカー任せにしてきた検査制度の見直し議論が加速しそうだ。トヨタ自動車やホンダ、マツダ、三菱自動車、スズキ、ダイハツ工業は社内調査の結果、検査体制に問題はなかったと国交省に既に報告済みだが、国産車の品質に対する信頼性が低下するのは避けられない。

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