スプートニク日本
ロシア大使は「我々の段階的計画の最終目標は、北東アジアに平和と安全を維持するメカニズムを作ることにある。当然、その安全とは北朝鮮をはじめとする同地域の全諸国にとっての安全だ。仮にある時、必要性が生じて、露中側から保証を得るというテーマに北朝鮮も興味を示した場合、この問題は中国でもロシアでも検討されうると思う。ただしそれまでの道は、おそらくまだ遠い」と答えた。大使のこの発言は、北朝鮮が譲歩し、核プログラムの凍結に同意した場合、露中は同国の安全を保証するかとの問いに対する回答。
ロシア大使は、北朝鮮指導部に制裁手段で作用を及ぼす可能性は尽きており、こうした尽力は全面的な封鎖を意味してしまうことから、北朝鮮はこれを宣戦布告と受け止めかねないと補足している。
「私は、北朝鮮の完全封鎖が始まる瀬戸際まで我々は来てしまったと思う。完全封鎖は、それが始まってしまった場合、宣戦布告となる。」
「国際社会はこの状況を考慮せねばならないと思う。しかも今、この制裁が一般市民の生活に甚だ否定的影響を及ぼしているのは事実だ。これはとても痛ましいことだ。」