日本企業が北極海航路の展望を見出す

© 写真 : Public DomainГрузовое судно компании Mitsui O.S.K. Lines
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26日、商船三井とロシア極東投資輸出庁が北極海航路の発展に向けた協力に関する覚書を締結した。

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商船三井は、「ヤマルLNGプロジェクト」に参画している。同プロジェクトは、「北極海航路を通じた世界初の大規模エネルギー資源輸送プロジェクト」で、砕氷LNG船の第一船は、北極海での砕氷航行試験が行われた後、今年3月末から運航が始まるという。商船三井のプレスリリースで発表された。

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北極海航路は、一般的なスエズ運河を通るルートに比べて航行距離が短い。したがって輸送日数の短縮、コスト低減、CO2排出量も削減できる。ただ冬の期間は氷に覆われるため、砕氷船が必要となる。

ロシアのガルシカ極東発展相は、プロジェクトの実現を通じて三井商船は日ロ間の貿易拡大に大きく貢献するだけでなく、両国間の建設的なビジネス関係も促進すると考えている。

ガルシカ氏は「我々の課題の一つは、欧州とアジア間のグローバルな輸送回廊としての北極海航路の発展モデルを準備することだ。もちろん同作業は露日間の経済関係の強化に寄与している」と述べた。

商船三井は北極海航路の発展に向けた協力の他に、ロシアの独立系天然ガス生産会社「ノヴォテク」とカムチャツカ地方に新設されるLNG積替え基地の事業化調査を共同で行う覚書も締結している。

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