ポーランド、英政府との連帯で露外交官追放の意向

© REUTERS / Agencja Gazeta/Slawomir Kaminskiポーランド共和国下院
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ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐に毒が盛られた事件の後、英国との連帯の印として、ポーランド政府は同国からのロシア外交官追放の可能性を議論している。政府筋の話として「Gazeta Prawna」が伝えている。

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同紙によれば、ポーランド政府ではロシア企業と政府関係者に対する制裁導入の意向もあるという。この問題についての議論は既に先週に始まっているが、ロシア大統領選挙の結果を受けるまで決定が延期されていた。

ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐が病院に搬送された後の警察による封鎖。英ソールズベリー - Sputnik 日本
スクリパリ元大佐は乗っていたBMWの換気システムから毒を盛られた可能性がある-マスコミ
同紙の情報源は、欧州連合(EU)レベルでの対ロシア共同行動が最良の決定であるとポーランド政府が考えていると明らかにした。しかし、仮に欧州当局が統一した決定に達することに成功しなければ、ポーランド政府は固有の制限措置を導入する。

先に、ポーランドのシマニスキー外務次官は、ポーランド政府がドイツ政府に対し、「スクリパリ事件」を背景に天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」の建設を断念するよう説得を試みると述べていた。

3月4日、英南西部ソールズベリーでスクリパリ氏と娘のユリアさんが何らかの物質の中毒により重体の状態で病院に搬送された。なおロシアでスクリパリ氏はスパイ行為で有罪判決を受けている。英国は襲撃事件にはロシアが関与していると主張しているが、未だにその証拠が提示されていない。

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英外務省:ロシアにスクリパリ事件の調査を許可し、協力する用意がある
同事件に関連し、英国のメイ首相はロシア外交官23人の1週間以内の国外追放や、ハイレベルでの2国間コンタクトの凍結などを含むロシアに対する一連の措置を発表した。

これを受けてロシア外務省は英国大使館職員23人の国外退去処分、また在サンクトペテルブルク英総領事館の閉鎖や、その地位の曖昧さに関連して英国の機関「ブリティッシュ・カウンシル」の活動停止を通告した。

ロシアは同事件への関与を断じて否定し、英国の非難を証拠のない挑発だと指摘している。

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