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トランプ大統領は、米国はシリアで化学兵器が使用されたという報告を受け、これから2日以内に今後の行動を決定すると述べ、必ずや真犯人を罰すと約束したうえで、事件にロシアのプーチン大統領も責任の一端を担っている可能性がありうると指摘した。
トランプ大統領は、「米国は世界でも最も偉大な軍事力を有す」ため、「ダマスカス近郊で行われた残忍な攻撃について我々が何をすべきか、決定をとる」と語った上で、報復は「断固とした」ものとなると指摘した。
これより前、西側諸国は、東グータ地区ドゥーマで起きた化学兵器による攻撃をシリア政府によるものと決めつけた声明を表していた。これに対してロシアは、シリア軍は塩素爆弾を投下したとする情報を否定。ロシア外務省は、シリア軍が有毒物質を使用したとする情報の目的はテロリストを弁護し、外から行われうる武力攻撃を正当化するものとする声明を表した。
ロシア軍参謀本部は3月13日の時点ですでに、東グータ-地区で武装戦闘員らによって、化学兵器使用を脚色した煽動が準備されている事実を公表しており、これが将来、シリア攻撃の口実に使われる可能性があると指摘していた。