世界初の浮体原発、サンクトペテルブルクからムルマンスクに曳航

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水上原子力発電所「アカデミック・ロモノソフ」は、核燃料積み込みのためムルマンスクにある中間基地に向け出発した。原発開発に参加したバルト工場が28日に発表した。

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水上原子力発電所の曳航は2段階に分かれる。サンクトペテルブルクからムルマンスクへ向かい、第2段階では核燃料と乗組員を積み込んだ状態で、ムルマンスクからチュクチ自治管区北部のペヴェクに運ばれる。

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統一造船会社のアレクセイ・ラフマノフCEOは「発電所のムルマンスク到着後、テストとさらなる運用に向けた準備が始まる」と説明した。

秋、ムルマンスクでは原子炉へ燃料が積込まれ、起動する。その後、稼働準備ができた水上原子力発電所はペヴェクにある沿岸インフラに接続される。

水上原子力発電所は一風変わった外見をしている。これは巨大な船舶で、長さ110メートル、幅30メートルに及ぶ。船には2つの原子炉が搭載されている。原子炉は最大70メガワットの発電量を実現し、これは人工10万人の町の生活を支えるには十分な電力量である、発電所はロシア極北地方や極東地方での運用を目的としている。

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