日朝関係に安倍首相が決意表明 相互不信を乗り越える

© REUTERS / Yuya Shino安倍晋三首相
安倍晋三首相 - Sputnik 日本
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安倍晋三首相は18日の参院決算委員会で、朝鮮民主主義人民共和国の指導者、金正恩氏の指導力を高く評価し、日朝首脳会談への意欲を表して、自分が日朝関係の不信を乗り越える決意を表明した。

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安倍首相のこの声明は拉致問題の解決に関連して出されたもの。安倍首相は、拉致問題の解決を念頭においた正恩氏との会談に意欲を表し、「相互不信の殻を破って一歩踏み出したい。そして解決したい」と大きな意欲を見せた。

拉致問題の解決に関しては、先の12日の米朝会談を前に安倍首相は米国に飛び、トランプ米大統領に会談で拉致被害問題を取り上げるよう執拗に迫っていた。トランプ氏はこれを承諾し、わずか1時間に満たない会談時間の中で取り上げたことを安倍首相に報告していた。ところが会談の3日後の15日、北朝鮮の平壌放送は「拉致問題は解決済み」と報じたことから、日本国内には大きな動揺が広がった。

安倍首相のこの決意表明は、拉致問題の解決は米国を介在させず、自らが乗り出していかねば成り立たないという理解を内外に示したものとなった。

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