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中国税関総署の調べでは、パイプラインと海底トンネルを通じて中国が5月に購入した天然ガスの量は741万トン。今年に入って5カ月間の総輸入量は3490万トンに達している。一方で日本の同時期の天然ガス輸入量は日本の財務省の調べでは3450万トン。
中国の天然ガス輸入量は昨年、数か月間にわたって日本を上回った。過去1年で中国の天然ガス購買量が日本を凌駕したのはこれが初めて。
中国向けのガス供給の拡大は、背景に習国家主席の環境汚染対策の強化がある。中国は石炭からより汚染度の低い燃料へ切り替えようと必死の努力を続けている。時に北部地域は多くの住居、工場で石炭を燃やすボイラーから天然ガスのバーナーへの切り替えが強制的に行われた。
JPモルガン・チェースが6月15日に発表した分析では、中国は3年後の2021年には世界最大の液化天然ガス輸入国になると予想されている。