スプートニク日本
「サイエンティフィック・リポーツ」によると、研究者らは、健康な状態および感染後の両方において、152人の実験参加者の鼻腔内の微生物叢の構成を調べた。実験の正確性を保つため、ウィルスが鼻腔内の微生物叢を変化させないよう注意した。実験の結果、特に風邪の強い症状が現れたのは、ブドウ球菌が増殖した人たちだった。
今後、研究者らは、どのようなメカニズムによってこれらの微生物が風邪の症状の悪化に影響を与えるのかを解明する。この他にも、研究者らには、鼻腔内の微生物叢を改善し、感染に対する身体の防御を高めるプロバイオティクスの発見に力を入れる。
関連ニュース