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この研究報告は、オランダの科学誌『カテーセアス・リサーチ(白亜紀研究)』に掲載された。
このカタツムリの遺骸は、ミャンマーで採取された琥珀の研究の際に発見されたもの。ミャンマーでは2000年に化石樹脂の採取が再開されていた。
柔組織は保存されにくいことから、こうした遺骸の発見は極めて稀。
発見されたカタツムリの遺骸は、体長約6ミリ、殻の大きさは5ミリ弱であった。年代は9900万年前、白亜紀後期のものと推測される。
研究者らは、このカタツムリは生きたまま樹脂に落ちたために保存状態がよくなったと推測している。カタツムリが生きたまま樹脂に落ち、そこから這い出そうとしていたことは伸ばされた肢体から分かる。
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