なぜSNSで自分の行動を一つひとつ知らせることに意味がないのか 心理学者が説明

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スペインのマドリード・コンプルテンセ大学で教授を務める心理学者のホセ・アントニオ・モリーナ氏が、スプートニクとのインタビューに応え、人が自分自身に対して、インターネット・リアリティへの自分の欲求について、いつ警鐘を鳴らし始めるべきか説明した。

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モリーナ教授は、SNSへの執着は今のところ、病的状態の一覧表に加えられてはいないが、インターネットへの依存は今後、正真正銘の精神障害に発展する可能性があると警告。

「何かが自分の生活に干渉し始めるようになっていれば、例えば、寝つくのを妨げていれば、それはもう問題だ。フェイスブックに20分間立ち寄ろうと思って、結果としてそこで1時間、2時間、3時間過ごしてしまい、自分がコントロールを失い始めていると分かっていれば、それは問題であるかもしれない」と説明した。

モリーナ教授の話によれば、自分の行動を一つひとつネット上に投稿している人々は、自分自身の自己評価が非常に低いため、並行現実を作り出そうと試みているのだという。もちろん、面白い場面を投稿するのは良いのだが、そのような場面は毎日起きるものではない。

モリーナ教授は、「何かに取り組んでいる時には、そのことに集中しないといけない。もしサッカー観戦に行くのであれば、それを満喫するべきであって、誰が何を投稿したか携帯電話でチェックするようなことはせず、自分自身でも何も投稿しないほうが良い。その瞬間をぜひ満喫してほしい」とアドバイスしている。

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