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今季はトゥクタミシェワ選手の彼氏として主に知られていたラズキン選手は今回の優勝で、世界選手権代表をめぐる激しい戦いに突如躍り出た。ラズキン選手は安定性に欠け、転倒も珍しくない。だがロシア杯ファイナルでは弱点を克服できた。
ショートプログラム(SP)は全くの転倒無しで決めた。全ての技は回転も十分で、プラスの得点となった。フリーでは1度転倒してしまい、4回転トゥループを失敗した。ラズキン選手は合計得点242.17点で優勝した。
ラズキン選手は、自身のフリーの演技が弱かったと不満を覗かせた。「評価はまだいいが、演技自体はダメだ」と述べた。
ラズキン選手が世界選手権で質問攻めにあうなか、病床から復活した交際中のトゥクタミシェワ選手は厳しい競争に揉まれている。ロシア杯ファイナルでトゥクタミシェワ選手は合計得点221.19点の2位となった。1位はエフゲニヤ・メドベージェワ選手で同222.90点を獲得した。
ロシア杯の結果から、ラズキン選手が世界選手権入りし、トゥクタミシェワ選手がロシアに残留する可能性もある。そうなればメディアによる2人の属性付けは急変し、「ラズキンの恋人」と名指されるようになるだろう。とは言えラズキン選手自身はトゥクタミシェワ選手との関係を受けた変わったあだ名や、誰が誰の恋人かという問題は瑣末だと考えているようだ。SPのあとラズキン選手は性生活に関するトゥクタミシェワ選手のオープンな発言にコメントし、「僕とリーザ(トゥクタミシェワの愛称)には問題ない。冗談も、セックスに関しても」と述べた。
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