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よくあるスマートフォンなどの録音装置は人間が知覚できない音すら記録する。悪意を持った人間が必ずしも実験室に侵入する必要はなく、職員の携帯をハッキングするだけで十分だ。盗まれた音は製薬、農業、その他生物工学の分野で使うための価値の高い特別な開発品を再現するために使われかねない。
だが危険性は産業・学術スパイに留まらない。
テロリストの手にDNA合成物質が渡れば、炭疽症などの危険な病原体が作られる可能性もある。そのため研究チームは、セキュリティ対策を講じるほか、機器の再設計などにより発する音を減少させるようメーカーに提案している。