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ラジオパーソナリティーのアナスタシア氏は、「ハッシュタグや『@』を通じて公開されているものすべてに私は興味がない。それはすべて偽物。ほとんどの場合、これらは信頼できない」と述べた。
アナスタシア氏は、直接または電話で人々と連絡を行なうことを好む。それは、こうしたコミュニケーションでは、相手が嘘をつくことがほとんどなく、声の感じでその人の気分を理解することができるからだ。重大なニュースに関しては、アナスタシア氏は信頼できるメディアに注意を向ける。
ロシアのインターネット企業「REG.RU」社のアレクセイ・コロリュックCEOは、「SNSでの検索は時間の無駄。SNSの目的の1つは、さまざまなツールを使用して、ユーザーをできるだけ長く引き止めることにある」と主張する。さらに、彼によれば、SNSは完全な機密性を保証することはできない。
セールスマネージャーのアントン氏は、「私は、周囲の人々がSNSに関係し奇妙な行動をとっていることに気づき始めた。人々は、人格や社会的地位、富の幻想を生み出している。私は彼らを残念に思っている。これは彼ら自身と周りの人々が創り出した欺瞞だ」と話す。
彼によれば、SNSの大きな問題はそのフェイク性にあるとし、「人々は自分が得た情報が正しいものなのか確認しないことがよくあり、そのためSNSは、人々の中に恐怖と不和を容易に紛れ込ませる」と指摘した。「SNSは、個人の退廃に他ならない」とアントン氏は強調する。
起業家のアレクサンドル氏は、「ある人が満たされた人生を送っているなら、その人は自身の日常生活のあれこれをSNSに公開する必要はない」と述べる。アレクサンドル氏は、家族との時間や旅行、読書など、自由な時間を有益に過ごすように努めている。
アレクサンドル氏は、自分の子どもたちがバーチャルな世界に夢中にならないように注意している。それはSNSは若い人々を支配し、しばしば彼らに攻撃的な行動を強いるからだ。