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ロシアの外貨準備高における中国通貨の割合は13.6% に増加した。もちろん、 人民元のシェアよりもユーロのシェアの方がまだ大きい。しかし、ロシア中央銀行が中国よりも多く投資しているのは唯一フランスの み。ロシアの従来のビジネスパートナーであるドイツの有価証券で さえ、準備高の割合は12.2%しかない。実際に、中国はロシアの外貨準備高の最大の投資対象になりつつある。
2018年、人民元の対ドルレートが大幅に下落した際、ロシア中 央銀行は約60億ドル(6664億円)の損失を被ったが、 その後、人民元は勢いを盛り返し、損失分を回復させた。
ロシア中央銀行のエリヴィラ・ナビウリナ 総裁は人民元における外貨準備高の割合の増加について、「 地政学的、経済的、財政的リスクの状況下で政策を多様化し、準備 金を維持しようとしている」ためと説明している。
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