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今月14日、イースト・ウェスト授賞式がモスクワのエトセトラ劇場で開かれた。この賞は東欧や西アジアの映画関係者に与えられるもので、ロシア映画の名作を手掛けてきたシナリオ・ライターのルスタム・イブラギムベコフ氏によって設立された(『シベリアの理髪師』、『太陽に焼かれて』など)。ポーランド映画『冷戦』は最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀女優賞(ヨアンナ・クーリグ)など、数部門で入賞を果たした。そのほか、ルーマニア映画界の巨星ラドゥ・ジュデ監督の作品『俺たちは野蛮人として歴史に名を残す』(台本部門)が入賞したほか、『世界を震撼させた男』(最優秀男優賞/エヴゲニー・ツィガノフ)や『ドヴラートフ』(デザイン部門)、『夏』(作曲部門)も高い評価を受けた。
今年の選考には世界12か国の映画関係者25名が加わった。映画賞はモスクワに本部を置く映画人同盟によって誕生し、ロシア外務省、および文化省が後援している。
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