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遺伝的素因に関する仮説は、うつ病の原因は18の遺伝子にあると強調する。米国の研究者たちは、62万人以上の遺伝データとアンケート調査結果を分析し、これまでの研究の結果は単なる偶然の一致でしかなく、うつ病の素因を決定する特別な遺伝子を見つける試みは無意味であることを立証した。
研究の考案者によれば、この疾患の発症は異なる要因の総和によって影響を受けるが、個々にはなんら甚大な影響を及ぼすものではない。
同時に、研究者たちは、 うつ病の遺伝的基礎研究を中止すべきとは考えていない。
しかし、うつ病を遺伝的に根拠づけることは、 以前考えられていたよりもはるかに困難であることを認識しなけれ ばならない。
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