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サイト「メディカルエクスプレス」に発表されたプレスリリースによれば、調査では細胞の加齢度を測る尺度としてテロメアの長さが計測された。テロメアは染色体の末端にある構造で、遺伝子を細胞分化の際に起こる破壊から守る役割を果たしている。学習開始の前後でこのテロメアがどう変化しているかが調べられた。
テロメアは生命サイクルの終わりに近づくにつれ、長さが短くなることから、研究者らはテロメアこそが細胞の加齢のインジケーターだととらえている。インターシップの前後に学生らのテロメアの長さを調べたところ、緊張を強いる学習を終えた後のテロメアの長さは6分の1に縮まっていたことがわかった。研究者らは長時間に及ぶ大きな作業が災いし、否定的な影響が強まったとの見方を示している。
職業、状況が違っても、数週間、数か月にわたる長期のストレスにさらされる場合は同様にこうしたテロメアへの否定的な影響がみられる。
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