「田植えキター!」  猫40匹が「見に行かニャきゃ!」【写真・動画】

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猫がこれほど稲作に興味を示すとは知らなかった。隣の田んぼで田植えが始まると、この家の猫たちは「田植えキター!」とばかり、何が何でも「見に行かニャきゃ!」と、窓辺にわらわらと集まってくる。それにしても窓に張り付く猫の数は尋常ではない。これはいったいどういう家なのか? 

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実はこれは、秋田県由利本荘市にある猫カフェ「柚子の家」。「柚子の家」は2016年にオープン。猫の数は40匹(!)で、全員保護された猫ばかり。

​それにしても猫たちの愛の対象は赤いトラクター。なのか、そこに乗っているおじさんなのか、それは今一つわからない。猫の不思議な行動は話題を呼び、テレビが取材するまでになった。

オーナーの伊藤昌子さんは最初から猫カフェを開店しようとしていたわけではない。ある日、飼い猫2匹が脱走。そのうち1匹は、なかなか見つからず、苦労して行方を捜すうちに自分の猫に似た捨て猫たちを多く目にし、病気や怪我で可哀そうな境遇にいることに胸を突かれた。伊藤さんはそうした行き場のない猫を医者に診せ、連れ帰りを繰り返すうちに数が増え、カフェを開くことを思い付いたという。

動物の治療費は高い。伊藤さんはクラウドファンディングを立ち上げ、同じ気持ちを持った人たちからの支援を得ている。また里親、養子縁組の活動もしている。

​猫にとっては次の家族を見つけるまでの孤児院ともいえる。

モスクワにも捨て猫の「働く」猫カフェはある。そのひとつ「KOTOCAFE」は市内に3か所のカフェを運営。従来の動物保護の方法が一歩前進したかたちだ。猫との和みに限定せず、絵画のマスタークラス、子どもの誕生日会を催すなど新しい形の宣伝活動を行っている。訪れる人がカフェで楽しい時間を過ごす中で、自然と猫と交流し、新しい家族が生まれていく。

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