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弾力性を持つこの防波堤は、長さが数キロメートルにおよび、インフラの破壊や海岸線の侵食といった深刻な被害をもたらす暴風雨から、沿岸地域を守ることができる。技術系サイト「ニュー・アトラス」が報じた。
技術者たちは波状の防波堤を用意し、その内部にコンクリートおよびプラスチック製で中が空洞の20メートルサイズの管を間断なく数列埋め込んだ。
A team of #UQ civil engineers has invented and patented a “floating forest” they say is capable of reducing wind and wave damage during a natural disaster.https://t.co/xVCiW46BY4 pic.twitter.com/crFGSVNz6M
— UQ News (@UQ_News) 1 июня 2019 г.
「フローティング・フォレスト(浮遊する森)」と名付けられた建造物は柔軟性を保ちながら、風の速度を低速化させて拮抗し、一塊になって吹き付ける暴風を沿岸に到する前に細かく裁断する。
さらに、海水が管の空間部に流れ込むことによって、波のエネルギーも分散させる。このようにして、はじめて技術者たちは、波だけでなく、暴風に対しても防御が可能な防波堤の建築に成功した。
今後、オーストラリアの技術者たちは、バングラデシュやモザンビーク、台湾、フィリピンといった定期的に暴風雨に見舞われる地域でこの技術が活用されることを望んでいる。現在、技術者らは、人口波を起こすことができるプールでの実験のため、小さいサイズの「フローティング・フォレスト」を製作している。
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