ジョンポールさんいわく、撮影する前に3人は横にいたフィッシャーマンたちにタコに触っても危険ではないかとたずねたが、誰からも明確な答えはもらえなかった。
そこでジョンポールさんの手のひらにドイツ人の友人(名前は不明)がタコを乗せようとし、その様子をもうひとりの釣り人のロスさんがビデオに撮影した。
ビデオをみると、ジョンポールさんはタコをうまく手のひらに載せる前に何度か手を引っ込め、ようやく数秒間、直に手に載せることができた様子がわかる。
タコは、なんとか動画と写真が取れた後、海に戻された。3人はこの撮影を対して気にも留めなかった。
ところが後日、動画を公開すると経験豊富なフィッシャーマンが恐ろしい真実を3人に告げたのだ。
実はこの可愛らしいタコはオーストラリアでは猛毒を持つことで知られる、あのヒョウモンダコだったのだ。
ヒョウモンダコは猛毒で1匹の毒で、瞬く間に26人の人命を奪うことができる。人間1人を殺すには、待ち針の頭ほどのわずかな量の毒で足りてしまう。
ヒョウモンダコの毒を中和させる解毒剤は世の中に存在しない。
しかももっと恐ろしいことにヒョウモンダコは噛まれてもほとんど痛みを感じないことから、犠牲者が自分が救いようがないことを知ったときには、すでに死の兆候が表れている。