事務総長は「S400をNATOの単一の防空及びミサイル防衛システムに統合することは不可能だ」と指摘する一方、「だがトルコは他の可能性という点では依然としてその一部であることが可能だ」と述べた。
またストルテンベルグ氏は「トルコには航空機、レーダー基地、その他にも我々の防空及びミサイル防衛システムにとって非常に重要な様々な可能性がある」と述べ、トルコ当局はフランスとイタリアから防空システムを入手する可能性についてこれら2カ国と協議を行っていると強調した。
さらにストルテンベルグ氏は、トルコのS400購入を受けて同国をNATOから排除することを支持したNATO加盟国は1国もなかったと指摘し、「我々は皆、互いに依存していることを理解している」と述べた。
米ホワイトハウスは17日、トルコがロシア製ミサイルS400の搬入を始めたことを受け、最新鋭ステルス戦闘機「F35」へのトルコの関与は不可能と発表した。