通常、ビールの輸入量は夏の到来とともに増えるものの、今回は違う様相となった。KBSテレビは、日本の制限措置に対抗した韓国の日本製品不買運動ではビールが標的の1つになったと報じている。
不買運動の高まりで日本車の輸入にも影響が出ている。韓国自動車輸入業者ディーラー協会の調べでは7月の日本車の新車の輸入は前年同月比で17.2%減の2700台にとどまった。
こうした一方で専門家らは不買運動の実際の影響が明確になるのは8月15日以降との見方を示している。韓国通関は不買運動で日本からの消費材の輸入も減少していると指摘している。
今月8月、日本は自国のナノ原料の輸出管理優遇措置対象であるホワイト国のリストから韓国を除外した。この措置は韓国が日本の企業に対し、1910年から1945年の植民地時代の日本による徴用工への賠償を求めたことに端を発している。
日本は7月1日、韓国向け半導体材料の輸出管理の強化を発表していた。これにより日本企業は、サムスン電子、SKハイニックス、LGディスプレイなどの企業を含む韓国向けの半導体材料の輸出について、契約ごとに許可の取得が義務付けられた。