東京都庁における五輪メダル展示は7月末に終了した。多くの人が訪れ、最低2時間は列に並ぶこととなった。現在、オリンピック・パラリンピックフラッグ展示コーナーでは、8月25日まで聖火トーチを手に取り、ベンチでマスコットと写真撮影をしたり、五輪マークの入った服を試着することができる。来訪者の数は先月より明らかに減っているが、人の流れが絶えることはない。
ある来訪者はスプートニク特派員に「今、令和が始まってから、それほどたくさんのスポーツイベントが期待されていることは凄く良い印だと思う。ラグビーW杯も、東京五輪も日本人のアイデンティティーを見つめ直す機会になったらとても良いことではないかな」と語った。
多くの来訪者はもちろん笑顔で、大事なのは「毎日祭りになること」、「楽しければ良い」と答えてくれた。友人とともに訪れた女性は、「横浜に住んでいるんですけれど、地元でオリンピク(サッカー)を観れることは生きていて一度ないことだと思います。自分も楽しめたいし、子供もお年寄りもみんなが観れるように、仕事とか休みになったらいいなと思います。みんなが観れるイベントになれることを希望しています」と語った。隣にいた友人は 「世界中が平和になるように願っているので、オリンピックを通して日本が平和な国であるといったメッセージを届けたら嬉しい」と付け加えた。
かなりプラグマティックなコメントを残した人もいる。例えば、ある若者は「日本の経済に効果があれば、それは良いことに違いない」と答えている。
ある初老の来訪者は、1964年の東京五輪にも参加し、その思い出を来年の五輪と比べるのが待ちきれない、と熱く語った。残念ながら、抽選に外れ、まだチケットを入手できないでいるが、今回もラッキーに恵まれることを期待しているそうだ。
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