プーチン大統領 米新型巡航ミサイル実験を受け シンメトリックな対抗策を練るよう指示

© Sputnik / Sergey Guneev / メディアバンクへ移行プーチン氏
プーチン氏 - Sputnik 日本
サイン
ロシアのプーチン大統領は、米の新型巡航ミサイル実験に関連し、その脅威レベルを分析し、シンメトリックな対策を練るよう指示した。プーチン大統領はロシア連邦安全保障会議で、「米国は中距離核戦力全廃条約(INF)離脱後、制限から解放され、世界各地域に中距離ミサイルを展開する自由を得た」と発言した。

プーチン大統領は、「米国は、INF条約対象となっている地上発射型巡航ミサイルの実験を同条約離脱を表明した16日後に行っており、これは入念に準備されたものだ」、と確信している。

「ロシアは、これまでも、今後も、経済を破壊しコストのかかる軍拡競争に巻き込まれたくない」とプーチン大統領は語った。

プーチン大統領は、「米国は、新ミサイルシステム配備をアジア太平洋地域から始めると言っているが、これはロシアの根本的関心に関わるものだ」と発言した。


今年はじめ、ロシアが長期間にわたり条約に違反しているとして、米国はINF全廃条約の一方的な離脱を発表した。ロシア政府は批判を全て否定している。プーチン大統領は米国による離脱決定に対してロシアも同様の対抗措置を取り、条約の履行を一時停止すると発表した。6月26日、INF全廃条約の履行一時停止を命じる法案はロシア上院で採択された。

関連記事

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала