ウクライナのゼレンスキー新大統領の指示により、チェルノブイリ立ち入り禁止区域は観光客に完全に開放され、映画などの撮影禁止も解除される。
一方、チェルノブイリの自然保護区側は、チェルノブイリ立ち入り禁止区域は遊園地ではなく、敷地内では特別な安全規則を順守する必要があると強調している。
観光客のほとんどはウクライナ、英国、ポーランドからチェルノブイリ立ち入り禁止区域を訪れている。
保護区の管理局は観光客の増加を、米国テレビ局HBOのドラマ『チェルノブイリ』、ウクライナの旅行会社による新ルートの形成、立ち入り禁止区域に入るための手続きの簡素化と関連付けている。
2007年に建設が始まったチェルノブイリ原発4号機の新たな石棺の使用が7月に開始された。石棺の建設費は22億ドル(2350億円)で、日本を含む約50カ国が資金を拠出した。