モスクワの実験室から陽性結果の情報が削除 WADA

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ロシア反ドーピング機関(RUSADA) - Sputnik 日本
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世界アンチ・ドーピング機関(WADA)のコンプライアンス審査委員会のジョナサン・テイラー委員長は、モスクワの反ゴーピング実験室のデーターベースから陽性を示すサンプルの情報が削除されていたことを明らかにした。

9月23 日、WADAがロシア反ドーピング機関(RUSADA)の資格を剥奪するプロセスをすでに開始したことが明らかになった。

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ロシアが2019年1月にWADAの専門家に提出したモスクワの実験室の出したデーターと、WADAが持っている、モスクワの反ドーピング研究所の実験室情報管理システム(LIMS)のデーターベースの情報が一致しなかったことから、この件は再検討に付されていた。

「(いくつかのドービングサンプルの)陽性の結果は削除された。なぜか。我々は(ロシア側に)説明のチャンスを与えようと思う。」ニューヨークタイムズ紙がテイラー氏の声明を引用して報じた。

テイラー氏はロシア側はこの件では「新たな制裁を回避するには、帽子からウサギを出してみせねばならない」と語っている。

モスクワの実験室のデーターに関する30項目の質問に答えるために、ロシアに与えられた時間は3週間。ロシアの出した回答は10月23日、WADAの専門家会議で検討に付される。


国際オリンピック委員会(IOC)は2017年12月5日、ロシアが「ソチオリンピックで組織ぐるみのドーピングを行っていた」とした特別委員会の結論に基づき、ロシア選手団の2018年平昌オリンピック出場を認めないことを決定した。IOCはまたロシアオリンピック委員会の資格を停止し、元スポーツ相で副首相のビタリー・ムトコ氏とスポーツ副大臣ユーリィ・ナゴルニフ氏を五輪大会から永久追放する決定も行った。ドーピングを行っていないロシア人選手は、オリンピック旗のもとでの出場が認められる。

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