入管施設で外国人男性が死亡 原因は餓死【写真】

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今年6月、長崎県の大村入国センターで収容中のナイジェリア人男性(40代)が死亡した。この問題で法務省出入国在留管理局は1日、男性の死亡原因が「餓死」であったとする調査報告を発表した。入管庁によれば、入管施設に収容された者が餓死したケースは今回がはじめてだという。

男性は一時的に外に出られる「仮放免」 などを求めハンガーストライキを行っていた。 食事や治療を拒否したことから死亡に至ったということで、 同庁は対応が不相当であったためと評価することは困難だとし、 対応には問題はなかったと述べた。男性は3週間ハンストを行い、 約13キロも体重が減っていた。

​男性は2000年に入国し、 窃盗などの罪で実刑判決を受けていた。 犯行が組織的かつ常習的で悪質であったことから、 仮放免は適切ではないと判断されていた。

男性がハンストを始めたのは今年5月末ころ。報告によれば、 男性は食事や点滴を拒否し、治療を強制的に行うのも困難だった。 6月上旬までは外部の病院を受診させて点滴を受けさせるなどした が、その後センター内外での治療を拒否。 同8日ごろから部屋で横たわっていることが多くなった。 同17日には、職員が命に危険が及ぶと警告したが、 男性は治療拒否を継続。 センター幹部も体重が約10キロ減ったと報告を受けていたが、 同24日に死亡した。

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