米国で起訴された「露女スパイ」ブティナ被告が帰国へ

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米国でロシア政府のため違法な活動を企てた疑いで起訴されたマリヤ・ブティナ被告が26日にロシアに帰ると、ロシアのアントーノフ駐米大使が明らかにした。

アントーノフによると、ブティナ被告が25日にフロリダ州・タラハシーの連邦刑務所からマイアミの移民センターに移され、同日にモスクワに出発する。

ブティナ氏 - Sputnik 日本
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マリヤ・ブティナ被告は2018年7月に米国で拘束された。被告は、米国政治への影響力を持つ企業への潜入を試みたり、無申告の外国の工作員として活動した疑いが持たれている。なお、被告は裁判で無罪を主張した。弁護士はブティナ被告について、違法行為は一切しておらず、米国と被告の関係は、「国際関係」を専門とする現地の大学での学業によってすべて説明されていると述べている。

ブティナ被告に対しては当初、最高で懲役15年の判決が言い渡される可能性があったが、被告は司法取引に応じ、訴訟手続の実施を断念。司法取引によって、被告が言い渡される可能性がある懲役刑の刑期は最高で5年となり、しかも実際にはその刑期が著しく短縮される可能性もあった。4月26日、米ワシントンの裁判所はブティナ被告について、禁錮18ヶ月を言い渡した。

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