ゲイルさんは2回同じ番号を書いたミスに気が付いて、自分が購入した宝くじ売り場に戻り、2枚のうち1枚の番号を変えるように店主に頼もうと考えた。しかし、ゲイルさんは(まぁ、当選することはないだろう)と高をくくり、結局番号を変えずにおいておいた。
ところが、ゲイルさんが電話で宝くじの当選結果を確認したところ、そのそそっかしいミスによってゲイルさんはかなりの額を、しかも当選額の2倍の額を当てたことが分かった。
ゲイルさんが同じ数字をうっかり2回書き入れてしまった宝くじは、6個の数字からなる当選番号と一致していた。その結果、忘れん坊なゲイルさんはその宝くじの当選最高額の50万ポンド(約7020万円)を二回獲得した。
しかし、それだけではない。50万ポンドに加えて、5個と3個の数字が当選番号と一致していたことでそれぞれ5千ポンド(約70万1900円)と20ポンド(約2800円)もゲイルさんは受け取ることになったのだ。
当選結果を知ったゲイルさんはすぐに年金生活の夫と喜びを分かち合った。ゲイルさんと夫は毎週3枚の宝くじを定期的に購入し、それぞれに住居番号や記念日、家族の誕生日などを書き込んできていたが、当たることはあまりなかった。
当選後、ゲイルさんは掃除の仕事を辞め、孫の世話をすることにしたという。