11月2日、レユニオン島ラグーナのサンゴ礁で何が起きたのか
11月2日、スコットランドから妻を伴い、観光に来ていたリチャード・ターナー氏はシュノーケリングとマスクを着け、海岸からわずか数メートルの場所を泳いでいる最中に姿を消した。数日後、リゾート客らが利用するビーチの近くでイタチザメが捕獲され、その胃の中から噛み千切られた人間の片手が見つかった。指にはめられていた結婚指輪からターナー氏の妻はそれが夫のものであることを確認した。その後行われたDNA鑑定でも遺体の一部がターナー氏のものであることが確証されている。ただしターナー氏がどういう状況でサメの犠牲となったかは、未だにはっきりしていない。
フランス領のレユニオン島はマダガスカル共和国から700キロのインド洋に位置する。多くの海岸はたくさんのサメが生息することから遊泳やサーフィンが禁止されている。この3年間でレユニオン島沿岸ではサメによる被害が24件発生しており、11人が死亡している。