北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は25日、南西部の昌麟島にある部隊を視察し、砲部隊の戦闘準備態勢を確認、自ら目標を決めて射撃を指示した。
韓国国防省は26日、北朝鮮に抗議した。国防省の崔賢洙報道官はブリーフィングで「今朝、国防省は、北朝鮮の海岸砲訓練を受け、西部の軍通信線を通じて強く抗議した。我々は、書面による通知を送り、定期通信セッション時にも口頭で抗議を表明した」と発表した。
昌麟島は、韓国の管理下にある白ニョン島からわずか45キロに位置している。金委員長は白ニョン島について、戦闘行為が始まった場合の優先目標だと指摘した。
金委員長による今回の朝鮮人民軍部隊の戦闘準備態勢の確認は、過去1か月間で3回目。