永久凍土から1万8千年前の子犬 世界最古の可能性【写真】

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1年前、スウェーデンの研究・狩猟グループは、マンモスの牙を求めてシベリアの永久凍土へ向かった。しかし、現地で見つけたのはマンモスの牙ではなかった。分析の結果、発見物は約1万8千年もの間永久凍土に眠っていた子犬であることが分かった。この発見は人間がいつ犬を飼い始めたかを知る手がかりになると注目を集めている。

子犬を分析した動物学の研究者らによると、当初、犬の年齢は最大でもせいぜい200年前のものだろうと予想されていた。ところがすべての分析が終了した結果、これは驚くべき発見であるということが明らかになった。英ニュースサイト「Unilad」によると、この子犬は世界最古のものかもしれない。なぜなら、学界で一般的な説では、地球上に最初に犬が現れたのは1万~1万5千年前とされているからだ。

​子犬は悠久の時を永久凍土の中で眠っていたにも関わらず、骨、軟部組織、顔の毛、まつげ、歯などが全て残っており、遺体の保存状態は良好。

また、分析を進めていくにしたがって、発見された子犬は現代の子犬より数倍も大きいことが分かった。

研究者らは、発見された子犬は古代の人々が野生のオオカミを飼い始めた時代のものだと予想している。

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