ヒトのiPS細胞を使ってブタの体内で膵臓作製へ 日本

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明治大学などのグループは先週、ヒトのiPS細胞を使ってブタの体内で膵臓をつくる研究計画を文部科学省に提出した。NHKが3日、報じた。

NHKによると、これは将来的に移植用の臓器をつくる技術につながる研究として注目されている。遺伝子操作して膵臓ができないようにしたブタの受精卵にヒトのiPS細胞を入れ、これを親ブタの子宮に戻すと、胎児のブタの体内にはヒト由来の膵臓ができると考えられているという。

日本では、動物の受精卵にヒトの細胞を注入した「動物性集合胚」を動物の子宮に戻すことが禁止されていたが、3月に解禁された。

NHKは、動物の体内でつくられた臓器をヒトに移植することは禁止されているため、「今回の研究はあくまで基礎的な研究だが、将来、移植用の臓器をつくる技術につながるとして注目される」と報じている。

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