トランプ氏が法務省に介入か 元顧問の裁判で検察が起訴を取り下げ

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2016年の米大統領選時にトランプ氏の顧問役を務めたロジャー・ストーン氏に対する起訴が取り下げられた。起訴の取り下げがトランプ氏がストーン氏の無罪をツイッターで指摘した直後のことだったことから、法務省への介入疑惑が指摘されている。

トランプ氏の旧友であるストーン氏はコロンビア管区の大陪審の起訴を受け、2019年1月25日にフォートローダーデール市で拘束された。同氏への起訴状には議会の妨害、虚偽の証言、目撃者への圧力行使など、あわせて7項目が列挙された。

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この裁判に関わっていた4人の検察は7年から9年の禁固刑を要求していたが、トランプ氏がツイッターで検察の追及は不当とコメントすると、法務省は検察の起訴を無効とする措置をとった。

ホワイトハウスで記者団がトランプ氏に対し、法務省へ圧力をかけたか質問したところ、「いや、やっていない。もちろん、やろうと思えばできた。そういう絶対的な権利が私にはある」との答えがあった。

法務省への介入を否定したトランプ氏だが、ストーン氏に対する起訴は「ばかばかしい」と一笑に付した。

​法務省が起訴を無効としたあと、ストーン氏の起訴にあたっていた検察のうち2人は退職を願い出た。法務省はその後、裁判所に書付を送り、最大9年の懲役は重過ぎるとの考えを伝えた。

ストーン氏の裁判で陪審員らは検察を支持し、有罪の立場を取った。ストーン氏の判決は間もなく言い渡される予定。

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