脳手術中にバイオリンを弾く女性 英国

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プロのバイオリニストであるダグマー・ターナーさんには2013年、脳腫瘍が見つかった。昨年秋には医師から手術の必要があると判断され、今回、ロンドンのキングス・カレッジ病院で受けることとなった。しかし、ただの手術ではない。なんと、リアルタイムでバイオリンを弾きながら!

事前の相談で、ターナーさんは自身がバイオリニストであることを明かし、どちら側の手が術後に影響を受けるのかを確認した。医師たちは、楽器演奏で最も大切な手に影響を及ぼさないよう手術にとりかかる必要があったのだ。そこでターナーさんが術中に実際に弾いてみせることを提案。

手術を担当した医師たちは、彼女の細かい動きにも用心した。弦にかかる圧力、弦を移動する際の手の動き、それらすべてが我々にとって珍しいことだったという。

そして手術は無事終了。そのわずか2週間半後、ターナーさんは再びヴァイオリンを手にとり、練習を始めた。彼女は、ヴァイオリンを弾くことは私の人生そのものだと語っている。

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