タルドフ博士は、問題を解決するには別々に寝ることだと強調する。しかし、気をつける必要があるのは、その際、いびきをする人と並んで眠る人が、自分のパートナーに常習的な呼吸障害である「無呼吸」であることに気づけないおそれが生ずるということだ。同博士によれば、いびきはしばしばこの病気の発症を知らせるシグナルとなっており、その場合、約25%の人々でこのシグナルの存在が見落とされているという。
タルドフ博士は、「別々に眠ることで、夫婦のどちらかが睡眠中のいびきから呼吸停止を発症しているかもしれないということに、もう1人が気がつくチャンスを逸することになる」と指摘する。
タルドフ博士は、いびきに苦しんでいる人たちに対し、今後の検査のため診察を受けることを推奨している。